前回までの記事で、ようやくレストアが終わったホットショットⅡですが、試しにバッテリーをつないでタイヤを回してみると・・・。

 

ブォーンと言う音から始まって、回転が速くなるとバリバリバリという明らかにな異音がしました。

DSC02259

 

えーっ。

 

この時代のラジコンはこんなにうるさい音がするの??

 

 

いやいや、少々うるさいと言っても、こんなにうるさいはずがないですよね。

異音がする原因と場所を特定する

そういうわけで、異音の原因と場所を探す作業を始めました。

 

まず、タイヤとドッグボーンをはずしてモーターを回してみました。

 

「ブォーン・・・・バリバリバリ・・・」

 

うるさい・・・。どうやらドッグボーンじゃないみたいです。

 

次は、センタープロペラシャフトをはずして、後輪だけ回してみます。

 

「シューン」

 

おっ。静かになった。

 

どうやらうるさいのはフロントのギヤボックスのようです。

具体的な場所を特定する

具体的にどこがうるさいのかを特定するために、フロントのギヤボックスを取り外して、プロペラジョイントを手で回してみました。

 

あれっ。

何か少し引っかかりがあって、スムーズに回らないぞ。

 

ギヤボックスを開けて確認したけど、これと言って変なところはありません。

 

試しに、ギヤを一か所ずつ外して、ギヤボックスを閉めてプロペラジョイントが引っかかるかどうかを確認していきました。

 

何度か作業を繰り返し。。。

 

ついに分かりました!

 

どうやらこの2つのギヤのかみ合わせか何かが原因のようです。

hotshot2gear

この2つのギヤだけで引っかかりがありました。

 

ギヤボックスを開けて確認している時は特に問題ないけど、閉めると動きが悪くなります。

 

何だろう?

 

もしかして、ギヤとギヤが噛みすぎてるのかな?

 

そう思って、ギヤを削る作業に入りました。

 

まず、カウンターベベルギヤをヤスリで削って長さを少しだけ短くします。

bevelgear

この850ベアリングを入れる方を少し削りました。

 

次に、このカウンターベベルギヤのH3と記載されている部分のギヤの山を少し低くしました。(真ん中はあまり削らず、両端をメインで)

 

あともう一か所、このギヤもギヤの山を少し低くしました。(真ん中はあまり削らず、両端をメインで)

gearsfront

引っかかりがなくなった!

この作業で引っかかりがずいぶんなくなりました。

 

再度マシンを組み直してタイヤを動かすと、ずいぶん静かになりました!

 

今どきのマシンとまではいきませんが、異音は無くなりました!

 

それにしても、何でギヤのかみ合わせが悪かったんだろう?

 

その辺は良くわからいけど、とりあえず直ったので、次は走らせに行こっと。

 

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