先日、ダートマスターのステアリング周りのメンテナンスをしていた時に気が付いたことがあります。

 

このバルクヘッドを取り付けると、ステアリングワイパーの動きが重くなるんです。

ラジコンでは、ステアリングの動きはスルスルにしておくのが必須なのでこれはマズイ!って思いました。

 

原因はバルクヘッドがステアリングワイパーを押してた

何回も分解と取り付けをして確認してみたんですがなかなか原因が分からず、更に何回もチェックをしてようやく原因が分かりました。

 

それはバルクヘッドを固定したら、ステアリング部分のパーツとぴったりと接触する場所があるんですが、この部分がステアリングパーツをリヤ側に押し付ける形になってたんです。

だから、ベアリングの中を通っているパイプがリヤ側に押されて、その結果としてステアリングが重くなってたんです。

 

これって、新車の状態でも再現するんですかね??

 

もしかしたら、複数回走行してシャーシかどこかが曲がってこうなったのかな??

 

この辺りは良く分からないんですが、ダートマスターを使っている人は、一度サーボとの接続とフロントナックルとの接続を外して、ステアリングワイパーだけの動きがスルスルかどうか確認してみる事をおすすめします。

 

ちなみに、サーキットでたまたま4台のダートマスターが揃ったので、他の人達にも確認してもらったところ、私も含んだ4台ともバルクヘッドを付けるとステアリングが重くなる症状が出ていました。

 

対策方法

何度取り付け直しても全く改善しないので、少しだけ加工する事にしました。

 

対策1.干渉部分をヤスリで削る(重要)

まずは、ステアリング側のこちらの部品。赤で色を付けた部分がバルクヘッドと接触する部分なんですが、これをヤスリで少し削りました。

おそらく、0.2mm~0.3mmぐらいだと思います。

 

これで、ステアリングパーツがリヤ側に押されないようになるはず。

 

対策2.ネジ穴を広げる(やらなくても良い場合もある)

そして次はこちらのネジ穴。赤枠で囲んだ部分です。

バルクヘッドと一緒にビスで固定される部分なんですが、今まで取り付けていた場所でネジ穴が開いているのでビスで固定したときに今までと同じ場所、つまりリヤに押された部分で固定されちゃいます。

 

なので、このネジ穴を3mmのドリルで広げます。広げただけだと3mmのビスがスルスルになって固定できないので、広げた後にネジ穴の内側に瞬間接着剤を薄く塗って3mmビスが固定できる程度にネジ穴を小さくします。(結果、穴が2.95mmぐらいになる)

 

この状態でビスを固定する際に、ステアリングのパーツを前に押しながらビスをねじ込めばバッチリ!

これでスルスルのステアリングになりました!

 

まだステアリングが重い場合

私の場合は、これでスルスルになったのですが、まだ重い場合は他に原因があると思います。

 

例えばこの赤枠で囲ったビスを締めすぎてるのがよくあります。

おそらくは、ここの締めすぎを改善すればスルスルになるんじゃないでしょうか。

 

余談

これは余談なんですが、サーキットで私も含んで4台全てにステアリングが重い症状が出ていたのですが、ここで個人の価値観の違いがはっきりと出たんです。

 

2人は、「このくらいの重さなら大丈夫!サーボの力の方が強いし気にしない気にしない(ひと休み、ひと休み)」って感じでした。

 

私はツーリング出身で、ステアリングが少しでも重いと動きに影響が出るのを感じていたのもあってか、ステアリングは超スルスルじゃないと気が済まないんですが個人の感覚って全然違って面白いですよね。

 

まぁ、車が速ければ何でもOKですもんね。