「ラジコンでは、キットに入っているタッピングビスとか使っちゃダメだよ」

 

これは、ラジコンサーキットに初めて行ったときに常連さんに最初に教わったことです。

 

当時は意味が良く分からなかったのですが、今なら良く分かります。

 

タッピングビスは、ネジ穴を作りながら締めこんでいくネジです。

 

タッピングビスを知らない方は、こちらの動画が分かりやすいです。

 

ラジコンでは、メンテナンスなどで何度もビスを外したり付けたりするので、その度にタッピングビスがネジ穴を作っちゃうので、どんどんネジ穴がバカになっていくんです。

 

では、何を使えば良いか?

 

タッピングビスじゃないプラスネジ?

 

いえいえ。

 

ヘックスビスです。

こんな感じで、プラスネジでもマイナスネジでもなく、六角形の穴が開いたネジです。

 

当然、工具は2mm六角形の形をしたものを使います。

プラスネジの場合、構造上、締めこむときに押し込みながら回さないとネジの頭をなめちゃいます。

 

でも、ヘックスビスなら、こんな感じでカチッとはまるので押し込む力はほとんどいらないんです。

ほとんど押し込む力を必要としませんので、回すことだけに集中できるので使いやすいビスです。

 

素材もアルミやチタンなどいろいろありますが、コストパフォーマンスを考えるとスチール製のヘックスビスがおすすめで、私はスクエア製かヨコモ製のビスを使ってます。

工具は当然、専用工具!

ラジコンを始めたばかりのころは、コストパフォーマンスの良いこちらを使ってました。

 

最初のころはこれでも良いのですが、ラジコンをやりこんで来ると精度の高い良い工具を使った方が良いという事に気が付きます。

 

私の場合は、MIPかタミヤTRFのヘックスドライバーを使ってておすすめですが、これじゃなくても1本あたり1500円ぐらいする物なら他のメーカーでも大体OKです。

ビスを締める前にタップを立てよう!

さぁ、ビスも買ったし、工具も揃えました!

 

でも、焦ってビスを締めてはいけません!

 

まずは、タップを使ってネジ穴の溝を作る作業をします。(これをタップを立てると言ったりします)

 

例えば、このネジ穴

 

ここに、タップを使ってネジ穴を作るんです。タミヤ製のラジコンは、基本的にネジ穴のサイズが3mmなので3mmのタップを用意します。

 

そして、タップをネジ穴に垂直に立てて、せっせと回します。

 

タップを立てる深さについて、いろんな考え方がありますがが、私がTT-02を3年間使った経験上、ビスが入る深さ全部に対してタップを立てる方が良いです。

そうしないと、ビスを外すときにタップを立ててない部分がビスに絡みついてきてネジ穴がバカになります。

 

ここは説明が難しいのですが、何度もこの経験をしたのでタップ立てはビスの長さまできっちり行いましょう!

 

そうすれば、締めていくと最後にキュッと締まります。

TT-02 TYPE-Sに関しては、基本的にシャーシのすべてのネジ穴についてタップを立てた方が良いと思います。

 

タップは、ホームセンターなどで買っても良いですが、個人的にはこの商品がコストパフォーマンス抜群でおすすめです。(2mm、2.6mm、3mmと3mmの逆ネジ版もついてます)