久しぶりのDT-03改造計画の第3弾です。

以前、簡易的な方法で六角ハブ化をやったことがあるのですが、取付用のホイールに若干の加工が必要なので、今回は本格的な方法で六角ハブ化を行います。

 

手法の元ネタは、RCチョンマゲ先生です。

 

具体的に必要なパーツなどは紹介してくれてるのですが、詳細や注意点は省略されてるので、今回は個人的に注意が必要な箇所なども含めて説明していきます。

 

まず、必要なパーツを集める

必要なパーツは、RCチョンマゲ先生のページにも書いてありますが、今回は個人的な考えも入れてアレンジしてます。

上記以外にも、ピロボールや0.75mmのシムを使います。

早速組み立て

まずは、ターンバックル化

DT-03をターンバックル化をしてない場合は、まずはターンバックル化しましょう。

これは説明書通りでOKです。

Cハブとナックルの組み立てと取り付け

基本的な組み立て方法は、京商のダートマスターやRB5とほぼ同じなので京商のHPから対象の説明書を見てもらうのが簡単です。

ここではダートマスターの対象ページを貼っておきます。

個人的には、トレッド幅の関係で上記のUM578部品はホイールシャフト(UM587)に先に入れる方が良いと思います。

 

この黒いプラ製のシムは先にホイールシャフトに入れちゃいましょう。

 

それと、Cハブのアッパーアームの取り付け用ピロボール(UM129B)は、説明書では前側に付けていますが、DT-03では後ろ側に付けます。

 

下記の2mm厚のシム(UM577)はDT-03では0.75mmのシムにするとぴったり付きます。

 

こんな感じです。繰り返しになりますがシムは0.75mmです。(サスアームが新品の場合は、0.5mmあたりが良いかもしれません。この辺りは個体差に合わせて調整してください)

 

注意:Cハブのシャフトを通す穴が小さい

ちょっとだけですが、Cハブのシャフトを通す穴が小さくてきついので、3mmのストレートリーマーでしごいてあげましょう。

 

後は、普通に組むだけ

組み立て自体は難しくないので、さっと組んでみました。サイズ感と言いDT-03とそっくりです。

 

試しにささっと取り付けてみました。専用品なの?と思うほどすごく簡単に付きます。

 

ねっ。違和感ゼロでしょ。

 

左が六角ハブ化した方で、右がノーマルです。

ぴったりついてますよね。

簡単に付いたけど、問題発生!

反対側も付けて動作テストをしてみたら・・・・。

はい。問題発生です。

 

普通にステアリングは動くのですが、コーナー外側の切れ角がすごく少ない!

 

内側はしっかり切れるけど、外側は30度ぐらいしか切れない。

 

例えばステアリングを右に切ってみると、右側のタイヤは思いっきり切れるけど、左側のタイヤが目に見えて切れ角が足りません!

 

めちゃくちゃアッカーマンが付いてる状態です。

 

基本的にコーナリング中は外側のタイヤにGがかかるので、外側のタイヤが切れてないと曲がりが弱くなっちゃいます。こりゃいかん!

切れ角の調整をする

サーボの取り付け位置をずらしたりして、いろいろと試してみましたが、どれもうまくいかず・・・・。

 

結局、魔改造することに・・・・。(あんまりしたくないなぁ。)

魔改造と言っても、今回は穴をあけるだけ。下の写真のようにナックルに穴を追加しました。

 

絶対に失敗しないように、まずはキリで穴の位置を決めて、2mmのドリルで下穴を開けて、次に2.5mmのドリルで穴を開けて、3mmのタップでねじ穴を作成しました。

 

そしてピロボールを取り付けて完成!

 

こんな感じで内側に付けてアッカーマンを調整しました。

 

結果、外側のタイヤの切れ角がアップしました!(まだ、アッカーマンが結構ついてるけど)

 

よしよし。これで、めでたしめでたし。

とはいかない・・・。

アッパーアームとステアリングが干渉

ナックル側の取付穴を増やした影響で、ナックル側のアジャスターの頭の部分がアッパーアームと干渉するようになっちゃいました。

 

干渉したことが影響して、今度はコーナー内側の切れ角が減っちゃいました。

 

とはいえ、大した事は無くて、先端の丸みがないオープンタイプアジャスターと交換する事で解消しました!

 

これで干渉もしなくなったので問題は全部クリアしました!

 

ちなみに、今回の改造をするとトレッド幅が少し広がるので、ハブは薄めの4mmのアルミハブにしてます。

ステアリングの動作テスト




とりあえず動作テストも問題なかったので、次の改造に取り掛かろうかなと思います。

 

全部の改造が終わったら、サーキットで走行して動画を撮る予定です。

 

それでは、次回もDT-03の改造記事をアップしますね。