M-07が真っ直ぐ走らない!
サーキットでM-07を走らせていて、ずっと感じてました。
トリムをしっかり合わせてるのに、走り出しやコーナーの立ち上がり(つまり加速時)に真っ直ぐ走らず右側にずれてたんです。
他の人のM-07は、真っ直ぐ走ってる!
という事は、どこかがおかしいんですよね。
何とか原因を見つけないと!
そこから、いろんなところをチェックし始めました。
アライメントも調整して、Cハブの歪みもチェック!
ダンパー長も合わせましたし、効き具合も合わせました。
でも直りません。
「もう、デフしかない。」
ちょっと面倒だったのでデフに手を付けるのをためらってましたが、もう他に原因が分からないので試してみることにしました。
原因はやっぱりデフでした。
何を試したかと言いますと、簡単に言うと「もう一つ、ギヤデフを作って取り換え大作戦!」です。
一番最初にギヤデフを組んだ時に違和感を感じたんです。
それはこのOリングを入れて、閉じた状態の蓋と
こっちのOリングを入れて閉じたギヤ側がありますよね。
オイルを入れる前のこの状態でデフカップを手で回してみると・・・・。
なぜか、左右で回した時の抵抗感が違う。。。
左右の重さが合ってないんです。。。
オイル封入式のギヤデフを組んだのが初めてだったので、「こんなもんなのかな?」と思いながら組んだのでした。
でも、そんなわけないですよね。
左右のテンションが違えば、真っ直ぐ走るわけないです。
と言うわけで、思い切ってギヤデフのパーツをもう一式揃えて、新たに組み直すことにしたんです。
慎重に、左右の硬さが同じになるように
パーツを一式注文して、さぁ組み立てです。
Oリングを入れて、シムを入れてデフカップを固定します。
で、デフカップを手で回してみると・・・。
うーん。
前回ほどの差はないけど、ほんのちょっとだけ片側が重いみたいです。
やっぱり、Oリングの微妙な具合とかで、わずかに差が出るんですね。
なので、動きが軽い方を調整することにしました。
この赤で囲っているところの細いシャフトを一旦外して、0.2mmのシムを入れて調整してみたところ
おっ!
固さがほぼ同じになった!
なんだか行けそうな気がする~!
サーキットでテスト走行!
早速、サーキットでトリムを調整して、テスト走行!
思い切りスタートダッシュをかましてみると、真っ直ぐ進む!
コーナー後の立ち上がり加速のときも真っ直ぐ進む!
やったぜ!
私のM-07が真っ直ぐ進まなかった原因は、ギヤデフでした。
ギヤデフは、ギヤを入れてオイルを入れる前に、左右のテンションが同じかどうか確認しないといけないんですね。
勉強になりました。
追記:TA06 アルミギヤデフカバーは不要
今回のように、デフの左右でテンションが異なる一番の原因は「TA06 アルミギヤデフカバー」だと思います。
これを取り付けると、片方だけアルミになるのでどうしても左右で差が出ます。
試しに、標準の樹脂製のカバーを取り付けてみたところ、左右のテンションに差が無くなりました。
更に試しに、もう1組ギヤデフを樹脂製のデフカバーで作成してみたのですが左右のテンションは同じでした。
個人的な結論!「TA06 アルミギヤデフカバー」は不要です。