過去の記事でリポバッテリーの基礎について書いたことがあるのですが、「ハイボルテージ リポバッテリー」については触れていなかったので、今回記事にしました。

ハイボルテージ リポバッテリーって何?

ハイボルテージリポバッテリーって言われても、最初はリポバッテリーと何が違うか分からないですよね。

 

ちなみに、基本的にはリポバッテリーと性質は同じなので、基本的な性質については以前書いたこちらの記事をご覧ください。


 

ハイボルテージリポバッテリーはリポバッテリーと何が違うかを簡単に言うと、「ハイボルテージリポバッテリーの方が電圧が高い」ということです。

 

リポは、1セル定格3.7V、最大4.2V

ハイボルテージは、1セル定格3.8V、最大4.35V

 

そのため、一般的なラジコンカー用のリポバッテリーは満充電で8.4V、ハイボルテージバッテリーは満充電で8.7Vとなります。

ハイボルテージバッテリーは電圧が高いので、その分速度やパワーが上がるわけです。

 

ただでさえリポバッテリーはニッケル水素やニッカドよりも電圧が高いのに、更に電圧が高いので直線番長にはたまらないバッテリーとなります。

 

ハイボルテージリポバッテリーの注意点

基本的な注意点はリポと同じなので、過放電・過充電に注意しないといけないのは同じです。

 

ただ、それ以外にも注意しないといけないのは、「ハイボルテージバッテリーに対応した充電器を使う」ということです。

 

そもそも、定格電圧が異なるので、それに合わせた充電をする必要があります。

 

そのため、公式でハイボルテージリポに対応した充電器を使うようにしましょう。

充電例

では、充電の実践です。

 

ハイボルテージリポバッテリーを充電するときは、以下を必ず注意しましょう

 

・ハイボルテージリポモードを選択

・バランス充電を選択

・充電電流は1C

・セル数を間違いなく指定(今回の例では2セル)

 

まずは、充電器とバッテリーを接続します。(当然バランスコネクタも充電器に接続します)

 

バッテリーの種類で、リポハイボルテージ(LiHV)を選択しましょう。これかなり重要です。

 

1C充電が基本なので、今回のバッテリーでは電流を4.2Aに設定して充電開始しました。(今回のバッテリーは2セルなので、セル数は2セルを選択)

「1C」の意味が分からない場合は、別記事で既に説明していますのでこちらをご覧ください。

 

正しく保存しているバッテリーの場合、8.7Vの満充電まで40分~50分ぐらいが通常です。

 

さて、今回はどうなりますかね?

 

 

充電スタート!

 

 

(充電開始から待つこと、48分)

 

 

充電完了しました!

充電された量は2336mAh

 

この充電器の場合、満充電の電圧は8.69Vでした(充電器によっては8.70と表示されます)

 

あとは、このバッテリーを使ってマシンを走らせるだけです!

 

ハイボルテージリポバッテリーの正しい保管方法

走行が終わった後のハイボルテージリポバッテリーは正しく保存すれば長期間保管できます。

 

この辺は、リポと同じですね。

 

一般的なラジコンカー用のリポハイボルテージバッテリーの場合、セルが2つで定格7.6V。

 

このバッテリーを保管する場合の理想的な状態は、1セルあたり3.85Vから3.90V、2つのセルを合計して7.7Vから7.8Vです。

 

リポハイボルテージバッテリーに対応した充電器では「ストレージモード」という便利な機能がありまして、これを使えば自動的にこの状態にしてくれます。

 

 

電圧が高い場合は放電、電圧が足りない場合は充電して電圧を調整してくるんです。私が使っている充電器では自動的に1セル3.9Vに調整してくれます。

 

 

例えば使い終わった後に、バランスが崩れた状態でバッテリーが減っていたとしてもストレージモードで充電すると

 

このようにぴったり1セル3.9V(合計7.8V)になります。

楽チンですよね。

 

 

この状態で保存しておけば長期保存OKです!

 

リポハイボルテージバッテリーのまとめ

・フル充電すると8.7Vになるのでパワーがある

・過充電、過放電に弱い

・ESCは低電圧カット機能があると良い

・1セル3.9Vで保存すれば1年ぐらいへっちゃら(でした)

・充電は1C以下で行う

 

リポハイボルテージバッテリーは種類が少なめ

リポハイボルテージバッテリーは、初心者向けの商品が少なく、多くの商品が角形バッテリーです。

 

角形バッテリーの場合は、プラスとマイナスにバナナコネクターを接続するタイプなのですが、初心者のうちはハイリスクです。

 

何がハイリスクって、プラスとマイナスを間違って接続してしまうと「バチっ」という音とともに、一瞬でESC(アンプ)から焦げ臭いが。。。

 

一瞬でESC(アンプ)がご臨終です。

 

レースに参加している上級者でも、ちょっとぼーっとしてると「バチっ!」っていうことがあるので、初心者のうちはなおさらです。

 

なので、できるだけ初心者の方はストレートパックを使った方が良いと思います。

 

個人的には、無理にリポハイボルテージを買うのではなくて普通のリポの方が選択肢も多いしおすすめかなと。