今回は、前回のこの記事の続きです。
TA08のリヤをTRF420足へ
前回はTA08のフロントをTRF420足へ変更したので、次はリヤですね。
これまたフロントと同じで組み立てについては特筆する事は無くて、普通に組んでいくだけです。
ささっと組み立てて左がTRF420足で右がTA08足。
うんうん。この体になじんだアッパーアーム形式が良い感じです。
こちらがTA08の足でAアームと可変トーインシステムで
こちらがTRF420足に変更したアッパーアームがある見慣れた形。
あっ。ちなみにリヤ側のサスアームの取り付けの際、シムは標準のシムでもほぼ問題なかったです。
あとは製品の個体差に合わせて0.1mmや0.2mmのシムでガタの調整をすればOKです。
リヤにTRF420足を付ける時の注意点その1
リヤにTRF420足を付けるときの注意点として、フロントと同様にダンパー長が足りなくなります。
なので、フロントと同じようにこちらのパーツを使います。
左が今まで使っていたダンパーエンドで、右が上のパーツです。右が少し長いのが分かりますよね。
これで完成!と思いきやリヤの場合、これでもダンパー長が足りません!
なので、ピストンロッドを交換してダンパーを長くしてあげる必要があります。
今回使ったのがこちら。
左がTA08標準のピストンロッドで、右がMシャーシ用です。
標準が約22mm弱
Mシャーシ用が約26mmなので、4mmほど長くなります。
あとは、ダンパーエンドをどこまでねじ込むかによってダンパー長が変わりますが、色々と調整した結果ダンパー長は61.2mmあたりがちょうどよさそうでした。
リヤにTRF420足を付ける時の注意点その2
リヤをTRF420足にすると、ボディポストとアッパーアームが干渉しちゃいますので、こちらのパーツを使ってボディポストの取付方法を変更する必要があります。
こんな感じでダンパーステーと一体化させる感じです。(写真はAアーム時代)
TA08のボディポストは「ぐらぐら」で、コーナーの度にボディが右へ左へと動いちゃいますが、これなら全く「ぐらぐら」しなくなるので、TRF420足にしなくてもおすすめパーツです。
この件については、以前別の記事で紹介してますので、気になる方はこちらをどうぞ。
その他情報
TA08をTRF420足に変更したところ、2つほど見た目に変化がありました。
1つ目は「トレッドが2mmほど短くなった?」
2つ目は「ホイルハブの位置が前後とも少しリヤ側に移動した。フロント1mm程度?リヤは3mm」
トレッドについては、改造前に合わせたい場合は6mmのホイルハブを使うか、1mmのホイルスペーサーを入れて調整すれば良いです。
問題はホイルハブの位置が全体的にリヤ側に移動する点です。
これによってフロント荷重がかかりやすくなって走りが変わるのですが、ボディのホイールアーチの場所がズレるので、以下のどれかの方法で調整しましょう。
・ホイールアーチの調整
・ボディの取付位置変更
・ボディの作り直し
スタビライザーを付ける際の注意点
噂では聞いてたのですが、TRF420足のスタビライザーを取り付ける球体部分(ピロボールみたいになっている箇所)が大きいんです。
アジャスターの穴に対して、取り付ける球体部分が大きいので、取り付けた際にアジャスターが渋くて全然動きません。
なので、球体部分を少し削ってやるか、アジャスターの穴をボールエンドリーマーを使って広げてやると良いと思います。
個人的には球体部分を削るのが難しいと思ったので、ボールエンドリーマーを使ってアジャスターの穴を広げてあげました。
TRF420足に変更した結果、タイムや走りはどうなった?
正直、最初は足だけをTRF420足に変更しても、そんなに変わらないかもと思いながら走らせてみたんですが、意外と違いが出てちょっとうれしかったです。
いやぁ。お金をかけた甲斐がありました。
操作感の違い
全体的な動きそのものはTA08のままなんですが、タイヤの位置が後ろ寄りになったことで更に曲がりが強化されたような感じでした。
曲がりが強化されたことで特に高速コーナーを抜ける際、アクセルを入れたままの時間が長くなりました。
その代わり車を操作するのにかなり神経を使って、細やかな操作を求められる状態になったかなという感じでした。
タイムの違い
この日は練習用タイヤを使いまして、普段はそのタイヤだと1週あたり12.7秒~12.9秒が多くて、一発速いタイムが出て12.6秒台という感じでした。
で、今回のTRF420足で走ったところ、周回タイムは12.5秒~12.9秒にアップして、一発速いタイムが出た時には12.4秒台と明らかにタイムが上がりました!
なかなかの好結果ですよね。これで本気タイヤを付けたらどうなるか楽しみです。
次は、安定感を求めてアッパーデッキに再チャレンジします
今回の改造で少し操縦に神経を使うようになったので、TA08のアッパーデッキに再チャレンジします!
安定したマシンを作って安定したラップを刻めるように!(なれば良いなっと)
と言うわけで、次回の記事はTA08にアッパーデッキを取り付けに再チャレンジです。