TT-02 TYPE-Sのリヤのトー角は標準(ノーマル)で3度なのですが、この角度は固定されていて通常は変更ができません。

トー角が3度もついてるとリヤが安定するのですが、その分だけコーナリングスピードと車のトップスピードが犠牲になります。

 

犠牲になる速度は、ほんの僅かですがその僅かの差が、レースでは大きな差になるのでリヤのトー角をなんとか減らす事はできないかな?と思って調べてみました。

 

すると見つかりました!

 

 

このリヤアップライトは、説明書通り取り付けるとリヤのトー角が1度増えます。

という事は、左右を逆に取り付ければトー角を1度減らす事ができると言うわけです!

 

早速、試してみることにしました!

早速、取り付け

まずは、標準(ノーマル)のリヤアップライトを取り外して

 

今回購入した左用のリヤアップライトを右側に取り付けます。

もちろん左側には右用のリヤアップライトを取り付けます。

 

これでリヤのトー角は、左右とも2度になります。

 

このリヤアップライトは、アッパーアームの取り付け位置が2か所あって、どちらを選んでも標準とは位置が異なります。(標準は、この2つの穴のちょうど真ん中あたり)

 

とりあえず今回は内側を選択しました。厳密に言うと、このせいでコーナーリング中のキャンバー変化量が変わるのですが、今回は気にしない気にしない(と言うか私のレベルでは違いに気付かない)

 

ちょっと分かりにくいですけど、こちらが標準のトー角3度を裏側から見たところで

 

こちらが改造後で、トー角2度を裏側から見たところです。

 

真上から見ると、こんな感じで明らかに標準の3度に比べるとトー角が減ったのが分かりますよね?

ちなみに、今回のようにアルミリヤアップライトを使わなくても、リヤの足を組む際にフロント用のサスプレートを使えば、トー角を大幅に減らす事ができます。(おそらくゼロに出来るはず)

 

でも、それだとダンパーの取り付け穴の位置(下側)がシャーシの内側に寄るのでダンパーの取り付け角度が変わってしまいます。

 

しかも、トー角ゼロ度はちょっと・・・。

 

それを避けるために、今回はリヤアップライトを交換するという方法を選択しました。

改造後に走らせた感想

正直、直線スピードが変化したかどうかは分からないのですが、明らかにコーナーでの動きが変わりました。

 

今までと比べて、リヤの動きが軽くなって車の向きが変わるのが明らかに速くなったんです。

 

やっぱり3度だと安定しすぎてたんですね。

 

初心者の頃は、もっとリヤを安定させたくてトー角を増やしたいって考えてたんですが、いつの間にか逆に減らしたいと思うようになるなんて・・・。(あの頃より上達したってことかな??)

注意点

今回のリヤアップライトを取り付けるとアッパーアームの取り付け位置が、標準と比較して内側か外側に少しずれます。

当然キャンバー角が変わるので、取り付けた後は必ずキャンバー角を調整しましょう。